補助事業とは
小学生の伝統芸能継承
京都府にある京都市立朱雀第三小学校では、地域の伝統芸能「六齋念仏」を部活動として継承する活動を行っています。
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地域の伝統芸能を受け継ぐ子どもたち
「四つ太鼓」
「獅子と蜘蛛」
平安時代に空也上人が始めたとされる躍動念仏を起源にする、京都の六齋念仏。
昭和58年には国の重要無形民俗文化財の指定を受け、京都市内では十数のグループが保存活動を行っています。
京都市立朱雀第三小学校では「朱三六齋キッズ部」を設け、36名(2012年2月現在)の児童により保存グループ「壬生六齋念仏講中」から六齋念仏を教わり、伝統文化の継承の一翼を担っています。
しかし、自治体や政府からの補助金がない状態では、太鼓一つを補修する・新調するのも大変だと朱雀第三小学校の小林校長は言います。従来の大人用サイズの太鼓では小学生が持ちにくいため、サイズを小さくした子供用の太鼓を調え、子どもたちが苦労することなく練習や演技に取り組めるようにしています。
この日は各所の子どもによる六齋念仏の披露が行われる「こども六齋合同発表会」が行われ、朱雀第三小学校の子どもたちも、「四つ太鼓」「祇園ばやし」「獅子と蜘蛛」を披露し、場内の喝采を浴びました。