補助事業とは

CO2削減のための飲料厨芥バイオエタノール開発と小型エンジン適用に関する研究

有明工業高等専門学校 CO2削減のための飲料厨芥バイオエタノール開発と小型エンジン適用に関する研究
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福岡県大牟田市の有明工業高等専門学校、柳原聖准教授による研究が、オートレースの補助金により実施されました。

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身近なところにあるエネルギー、「もったいない」から始まる研究

バイオエタノール抽出装置

バイオエタノール抽出装置

バイオエタノールで走るバイク

バイオエタノールで走るバイク

近年、石油資源の代替として注目を浴びているバイオエタノール。
そのバイオエタノールは、普通、トウモロコシやジャガイモなどの農産物をベースに製造されるため、エネルギー収支の面では化石燃料に及ばないのではという指摘もあります。

柳原教授は、「飲み残しのアルコール飲料」に着目し、近隣のホテルから実際に飲料厨芥(いんりょう・ちゅうかい→飲み残しのゴミ)として出されたビールの飲み残しを引き取り、実験室でこの厨芥からバイオエタノールを精製。エンジンへの燃料噴射プログラムを改造したバイクに給油して、実際に走行することに成功しました。廃棄する予定のアルコール飲料から精製するため、農産物などから生産するのに比べてエネルギーを使う割合を抑えることができます。日本人的な「もったいない」の発想から生まれたリサイクルとバイオマスの活用に、注目が集まり始めています。

学術の萌芽的研究に、オートレースの補助金は役立っています。

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