見てわかる補助事業

粒子物の採取装置に関する研究


慶應義塾大学理工学部の奥田知明准教授は、PM2.5と黄砂という、大きさの異なる二つの粒子を同時に分別して採取するという装置の開発を行いました。

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PM2.5を、かき集めろ。

写真1
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「粒子状物質が私たちの体にどのような影響を及ぼすのか」ということに関しては、まだまだ研究が進められている状態で、全貌が明らかになっていません。研究を進める上で必要なのは素材ですが、繊維のフィルターを利用する方法では採取量が微量となる上にフィルターの交換など費用も手間もかかります。この研究では、フィルターを使わず、空気だけを使って分離するという発想で、これまで以上に多くのPM2.5と黄砂を同時に分別して採取することを可能にしました。素材がより多く、より安価に集まることにより、コスト面から研究を後押しするという期待が持てるようになります。粒子状物質の全貌が明らかになるまでに必要な粒子状物質そのものの量は決して少なくないでしょう。そのために必要なミッションこそが、「PM2.5を、かき集めろ」。新たな研究を起こすための基礎研究は、着実に歩を進め、実を結びつつあります。

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